2014年10月22日水曜日

ゲームアプリ『ぴよこつり』を作ったよ。

Google Playでゲームアプリ『ぴよこつり』をアップしました。

https://play.google.com/store/apps/details?id=air.piyokoturi




ひよこつりといえば、小学校のとき、縁日でやったことがある。

露店のおじさんが、小麦粉を練ったものを丸めてたこ糸の先につける。
小麦粉がなくなるまで、釣らせてもらえる。

2羽釣れた。

まだ、小麦粉が残っていたけど、おじさんが、もうおしまいだって。


ダンボールのみかん箱でひよこのおうちを作った。
パン粉をあげたら、よく食べるのでそれを餌にした。

かわいくてしょうがなくて、学校から帰るのが楽しみになった。

ひよこが、少し大きくなってきた頃、2泊3日の林間学校があった。
家に帰ると、水を張っていないガラスの水槽の中でタオルに包まって
元気のない2羽がいた。

留守中に2羽とも元気がなくなったらしい。
母親がペットショップで飼い方を聞いてきたところ、餌は糠(ぬか)だっ
たようだ。パン粉では栄養失調になってしまうとのこと。
僕の留守中に2羽が死んだら大変だと、面倒をみてくれていた。

2羽は、水槽の中であたたかくしてもらい、寝ていた。


なんとか一命を取り留めた、2羽のひよこちゃん。

だんだんひよことは、呼べない大きさになってきたので、
外で買うことにした。
空き地に網戸が捨てられていたので、それで、檻を作った。


ある日の朝、2羽がいなくなった。

羽根がちらばっている、


のら猫だ。


猫に対抗するには、まだ小さかった2羽のにわとりとひよこの中間。


いなくなった、2羽。
にわとりになって、これからちゃんと飼えるのかという不安。
栄養失調を乗り越えた、命。


悲しいのか。悲しくないのか。


そのときは、
涙は出なかった。


自分の感情がわからなかった。


そんなことを思い出しながら、このゲームを作った。
ひよこではなく、ぴよこにしたのは、
ひよこに似た架空のデジタル動物にしたかったからだ。

ひよこつりはは、動物虐待と非難されることもある。
だから、このゲームは、ひよこではなく、ぴよこだよという逃げ道。

リアルじゃない、レアぴよこも作った。
カラーひよこでは、ないよ。

ひよこつりは、動物愛護法では、客に飼育方法を教えることが
義務付けられているらしい。
昔のことだから、当然、飼育方法を教えてもらっていなかった。

あたかかくしてあげて、専用の餌が売っているので、それをあげると
よい。にわとりになってからの居場所も考えてほしい。
それができない場合は、ひよこつりはしないほうがいいと思う。

ぴよこつりで我慢してください。