ぱんぞうゲームの原点はと聞かれるとよくわからないが、
衝撃を受けたゲームはカプコンの「ストリートファイターⅡ」だ。
今でも鮮明に覚えている。
初めてプレイしたのは、1991年、僕は、編集者として勤めだして間もない頃だ。
それは、アパートの近くのゲーセンにあった。
この画質の絵が動いてる!
しかも、操作できる!!
なんと、しゃべってるぞ!!!
テクノロジーはここまで進化したのかと興奮した。
それまでの僕は…
「インベーダー」少しやった。
「グラディウス」もうちょっとやった。
ファミコンは、持ってなかった。
「ドラクエ」、やったことない。
ゲームにハマったことはなかったのだ。
椅子に座る。久しぶりのゲーセン。
筐体に遊び方が書いてある。
レバーを、下、斜め右下、右、パンチボタン…。
こんな人間離れした操作できるわけがない。
しかし、何回かプレイしたら、波動拳を出すことができた。
「はどーはどーはどーはどーけん」
ひたすら波動拳。
すぐにブランカにやられてしまう。
一回100円は、痛い。
たくさん遊びたいが、そこまで無駄遣いしたくない。
しばらくすると朗報。
家庭用ゲーム機、スーパーファミコンで「ストⅡ」が出るらしい。
「まる勝スーパーファミコン」(角川書店)に書いてあった。
速攻でゲット。
初めて買ったゲーム機は、スーファミで、
初めて買ったゲームソフトは、「ストリートファイターⅡ」。
格闘ゲーム人生の始まりである。
それからというもの毎日、毎日、昇竜拳100本。
1P側でも2P側でも、昇竜拳。打倒、ベガ。
その後、100メガショック・ネオジオの何万円もする
お弁当箱みたいなROMカートリッジのソフトを買うようになるのだが、
さほど時間は要さなかった。
当時自分がゲームを作るなんて、微塵も思わなかったが、
ゲームの魅力に取りつかれたのは、「ストリートファイターⅡ」でだ。
アニメを操作すること。
ぱんぞうゲームでは、漫画的な表現と言ってきたが、
まさにこのこと。
ぱんぞうゲームを作り続けてきたことを振り返って、
「ストⅡ」の凄さをあらためて思い出すことができたのだった。
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